1: あられお菓子 ★ 2018/04/29(日) 17:58:41.05 ID:CAP_USER
PRESIDENT Online 2018.4.28
http://president.jp/articles/-/25042
企業の採用選考、いわゆる「就活」が長期化している。経団連は是正のために「指針」を公表したが、
ルール破りが横行している。同志社大学大学院の加登豊教授は「現在の就活は学生・大学・企業という
3者すべてにマイナスで、日本の競争力を削ぐものになっている。このままでいいわけがない」
と警鐘を鳴らす――。
9割の企業が指針は守られていないと回答
今回の一穴:リクルータに入社後数年の若手社員を活用している
街でリクルートスーツ姿の学生を見かけるたびに、大学教育に従事している私は悲しい気持ちになる。
今や、大学は、就職予備校となっていることを痛感するからである。
一般社団法人日本経済団体連合会(以下、経団連と略記する)は、2018年4月10日、年度入社対象者の
「採用選考に関する指針」(以下、「指針」と略記する)および「『採用選考に関する指針』の手引き」
(以下、「手引き」と略記する)を公表した。
これらによれば、2017年度および2018年度と同様、広報活動の開始は2018年3月1日以降、選考活動開始は
6月1日以降、内定日は、10月1日以降と定めている。
企業の採用活動の実情に照らして「指針」を読むと、「指針」は欺瞞にみち、有名無実化していることが
よくわかる。ルールはまったく守られていないのである。経団連が自ら行った調査では2016年4月入社の就職活動
(この時は、8月1日が選考活動の解禁日とされていた)において、実に87.5%の回答企業が指針は
ほとんど守られていないと回答している。内定解禁日前に内定を出している割合は約5割もある
(リクルートキャリア調べ)。このような状況は、現在も継続していると思われる。
(中略)
現在の求職活動は、間違いなく学生にとって不幸な仕組みの上で行われているのである。
以上、見てきたことからも明らかなように、採用選考活動は「三方悪し」の仕組みのもとで行われている。
昔がよかったというわけではないが、採用開始日は10月1日。そして、ほぼ2週間で採用活動は終了していた。
このころには、現在のような多種多様な活動はほとんど存在しなかった。それにもかかわらず、
大きな問題はなかったことを考えてほしい。
折しも、経団連自らから見直しの機運が高まっている。それは、オリンピック開催時期に採用活動が重なるという、
まったく意味不明な理由によると言われている。
小手先の改善で現状を打破することとできないだろう。一旦すべてを白紙状態に戻し、企業、大学、求職者にとって
「三方良し」の仕組みを模索することから始めることが必要だ。「三方悪し」の現状は、日本企業の力を、
緩やかだが確実に衰えさせている。
(全文は記事元参照。全4ページ)
http://president.jp/articles/-/25042
企業の採用選考、いわゆる「就活」が長期化している。経団連は是正のために「指針」を公表したが、
ルール破りが横行している。同志社大学大学院の加登豊教授は「現在の就活は学生・大学・企業という
3者すべてにマイナスで、日本の競争力を削ぐものになっている。このままでいいわけがない」
と警鐘を鳴らす――。
9割の企業が指針は守られていないと回答
今回の一穴:リクルータに入社後数年の若手社員を活用している
街でリクルートスーツ姿の学生を見かけるたびに、大学教育に従事している私は悲しい気持ちになる。
今や、大学は、就職予備校となっていることを痛感するからである。
一般社団法人日本経済団体連合会(以下、経団連と略記する)は、2018年4月10日、年度入社対象者の
「採用選考に関する指針」(以下、「指針」と略記する)および「『採用選考に関する指針』の手引き」
(以下、「手引き」と略記する)を公表した。
これらによれば、2017年度および2018年度と同様、広報活動の開始は2018年3月1日以降、選考活動開始は
6月1日以降、内定日は、10月1日以降と定めている。
企業の採用活動の実情に照らして「指針」を読むと、「指針」は欺瞞にみち、有名無実化していることが
よくわかる。ルールはまったく守られていないのである。経団連が自ら行った調査では2016年4月入社の就職活動
(この時は、8月1日が選考活動の解禁日とされていた)において、実に87.5%の回答企業が指針は
ほとんど守られていないと回答している。内定解禁日前に内定を出している割合は約5割もある
(リクルートキャリア調べ)。このような状況は、現在も継続していると思われる。
(中略)
現在の求職活動は、間違いなく学生にとって不幸な仕組みの上で行われているのである。
以上、見てきたことからも明らかなように、採用選考活動は「三方悪し」の仕組みのもとで行われている。
昔がよかったというわけではないが、採用開始日は10月1日。そして、ほぼ2週間で採用活動は終了していた。
このころには、現在のような多種多様な活動はほとんど存在しなかった。それにもかかわらず、
大きな問題はなかったことを考えてほしい。
折しも、経団連自らから見直しの機運が高まっている。それは、オリンピック開催時期に採用活動が重なるという、
まったく意味不明な理由によると言われている。
小手先の改善で現状を打破することとできないだろう。一旦すべてを白紙状態に戻し、企業、大学、求職者にとって
「三方良し」の仕組みを模索することから始めることが必要だ。「三方悪し」の現状は、日本企業の力を、
緩やかだが確実に衰えさせている。
(全文は記事元参照。全4ページ)
【就活とか無駄すぎwww新卒至上主義そろそろやめない?】の続きを読む